海洋の広場(過去ログ2001)

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回遊魚と潮流について。

はじめまして。ふりっぷと申します。
沼津市の片浜海岸周辺で回遊魚(ワカシ〜イナダ、ソーダガツオ等)の釣りを少々やっています。
Googleの検索より、このサイトにたどり着きました。
このサイトのテーマである、「駿河湾の潮流」、「海の天気予報」には大変興味があります。

回遊魚の釣りは、昨日はいっぱい釣れたんだけど、今日は全くダメなんてことが良くあります。
また、ワカシ〜イナダが好調の年もあれば、ワカシ〜イナダはダメだけれど、ソーダガツオが好調というように、年によって釣れる回遊魚の種類が異なります。
多分、水温、駿河湾の潮流、黒潮流路、塩分濃度、海岸付近の濁り等いろいろな要因があるのでしょうが、原因ははっきりわかりません。
ただ、少々気になっているのが、ここのところ続いている黒潮の蛇行です。
去年、今年は、ワカシ〜イナダが好調でした。
黒潮の流路をみると、去年、今年共に黒潮が蛇行しています。
データも少なく、はっきりしたことは言えませんが、何かしら関連があるのかな?と考えています。

また、このサイトの中で駿河湾の潮流について、「駿河湾奥の環流は黒潮の離接岸とは関係なしに反時計回りであり,
湾口海域は黒潮が接岸すると反時計回りの環流となり,黒潮が離岸すると弱い時
計回りの環流になることが考えられている.」と記述がありますが、
具体的に今日は還流はどっち回りなのか?ということは、黒潮の位置から概ね推定できるということなのでしょうか?
その日の釣れ具合と、還流の方向を比べると、何か傾向が見えるかもしれないなあ。とか思いました。

ではでは。

http://www6.plala.or.jp/katahama/


奄美での不審船事件
アメリカでの同時多発テロ事件で,朝鮮半島への世界の注目が
薄れている中で,板門店付近では,北側の兵士が38度線を数回
にわたって越境したりと,金正日政権は世界の注目を引こうと懸命
です.この事は先月か先々月くらいの産経新聞に小さく,越境
と威嚇射撃のことが載っているだけでしたが,私はそう感じました.

今回の不審船による侵犯もその一環かもしれませんね.日本は憲法や
法律の問題で,危機管理が全くなされていないという人もます.今後
どの様に修正するのかが注目されますね.

日本国内でテロが計画された場合,阻止できるのでしょうか?不安です.

しかも朝鮮総連の資金流用事件が明るみに出て,家宅捜索が行われた
直後に「日本人行方不明者」の捜索の打ち切りを北朝鮮側が通告して
きました.問題であるとしてバッシングされた某社の教科書にしか
この日本人拉致疑惑のことは載ってません.横田めぐみさんをはじめ
多くの日本人が北朝鮮に拉致されていることは大きな疑惑です.
大韓航空機爆破事件の際にも拉致日本人の存在が注目されたのに,
そのことを扱っている教科書は「問題」があるとされています.

今回,不審船を引き上げた後に船室内の牢獄に日本人の子供が
閉じこめられていないことを祈ります.また横田めぐみさんを
はじめとする,多くの行方不明者が,早く家族の元へ帰れるこ
とを祈ります.


くさや
伊豆大島名物の,くさや焼きを,試食しました.
名前通りの感想です.来年の干支である動物の糞に似た香りでした.
でも味自体は,美味しい干物という感じです.

くさやにすると魚が凄く日持ちするらしいです.保存食なんですね.
あと,くさや液の中の菌は体に良いらしいです.

アシタバの椿油フォンデュ風天ぷらは,美味でした.


三角波
伊豆大島に行って来ました。
熱海から高速船に乗って一時間でした。今回は大島観光協会と東海汽船が
実施している為朝パックというプランで行って来ました。熱海と伊豆大島
間の往復船賃と旅館宿泊費込みで13000円という破格のプランです。

風の向きによって、岡田港と元町港を使い分けているそうですが、元町港
は三角波が出来て危険らしいです。現在は、便数を極力減らして浚渫工事
をしていました。よって出発便は午前が欠航してしまい午後の便で岡田港
にはいりました。浚渫すると波の性格が変わるので三角波が防げると云う
ことなのかな?海底地形だけでなく堤防などの形状なども考えて工事して
いるのでしょうね。反射や屈折等々も考えて。


伊豆大島
明日から東海汽船の高速船を使って伊豆大島観光に行きます.
大島に行くのは生まれて初めてです.大島から持ち込まれた
アシタバは天ぷらで食べたことがあります.

久々に船に乗るので,船酔いしそうです(^_^)


船酔いと内耳
沿岸波の入門書に,船酔いに関する記述が載っているのですか.
さすが,日本でも読まれるほどの洋書ですね.Gillの本も,様々な
視点から書かれていて感心したものです.

船酔いと内耳器官が関係があり,難聴の人は船酔いしにくいと言う
のは知りませんでした.ただ平衡感覚は内耳が担当しているので
俗説である「平衡感覚の鋭い人が船酔いする」というのも頷けます.

話は逸れて,内耳といえば.内耳炎というのになったことがあります.
子供の頃から,海に行くと波にのまれるのが好きでした.波にのまれて
数十秒間,砂とともにぐるぐる水の中を回ります.大学生になっても
その癖が治らず,折戸の海岸で台風が近づいたときに波にのまれて
遊びました.数日後,耳が痛くなって耳鼻科に行くと耳の中から小石や
砂がいっぱい出てきました.さらに外耳や中耳ではなく内耳炎が起きて
特定の周波数の感度が悪いと言われました.それ以降,心なしか,ふら
つきます.


船酔い
ちなみに、

船酔いは内耳器官と関係があるので、
耳の聞こえない人は船酔いを経験しないそうです。

参考文献
T. Beer : Environmental Oceanography, An introduction to the behaviour
of coastal waters. Pergamon Press.
この本では第3章Waveに、Seasicknessという節があって、簡単に解説されている。
今では2nd editionが出ている。
私のは1984年の購入で1st edition。少々古い。


乗船
玉盛さん,船で出勤って格好良いですね.
でも毎日じゃなさそうですから,午前中は狭いところに行くと
丘揺れしたりして....

船の大きさで揺れの周期が違うからでしょうか?船によって
酔うときと酔わないときがありますね.運動神経や平衡感覚が
鋭い人ほど酔うという話も聞きますよ.

望星丸で実験ですか!酔いそうですね.船の大きさとは別に
下を向いて細かい作業や力仕事をやると酔いやすいですね.
あくびが出始めると酔いはじめのようです.

東海大学丸二世,望星丸二世と現望星丸でも酔い方が違いますね.
ただ,いずれにせよ1日も乗っていると次の日からは酔いを感じま
せんね.あと乗り続けていると酔わない体質というか?平衡感覚を
失いますね.

貧血でも酔わない人もいるようですよ.冬オコジョさんのように.
豪華客船の旅って,持ち物に略式正装が必要なんでしょうね.
タキシードとかは面倒なので着物か袴で参上したいものです.
老後の夢の一つが,船旅です.

映画タイタニックに出てくるような超豪華客船は無理でしょうね.
プチ船旅として日本海フェリーもいいかも.安いし2万トン以上だから
優雅ですよ.ちなみに現望星丸の竣工時の総トン数は日本式トン数で1777
トンです.


RE:船酔い
 こんにちわ〜 冬毛のオコジョです(笑)

私は子供の頃から乗り物には強いです
釣り舟とかフェリーでも酔ったことはありません
・・・大型船には乗ったことはないですが (^^;)
献血に行くと要らないって断られるほうなのですよ(爆)

 いつか大型船で海外にゆっくり旅してみたいものです
写真で見せてもらったことがありますがダンスパーティー
とかあって 優雅な感じでした


船酔い
久しぶりです。

流石に西表島とかに住んでいるとよく船に乗る機会があります。
今日も石垣島から朝1便で会社に出勤しましたし、、
(9日、10日と清水にいてその旅行の帰り)

>小舟でうねった海の中をバシャバシャ航走しても平気な人が
>2万トンクラスのフェリーで眠気や船酔いを感じたりすること
>もあるそうです.

まさに、私はその例のとおりです。
西表島=石垣の間の船には酔いませんが、、

東海大学の望星丸には酔うと思う。
船の中で実験等をしたあかつきにはもうだめです。
慣れるのかなあ?

貧血の人は酔いやすいそうですが、、
どうなんでしょうね!


船酔い
最近,船で海に出ていません.
久々に乗ったら,船酔いとかしそうです.

船酔いって,分析してみると結構おもしろい.
船酔いしやすい人,しにくい人がいるのはもちろんですが
慣れれれば船酔いしなくなったり,船の種類によって
船酔いするかしないかが変わる人もいる.

小舟でうねった海の中をバシャバシャ航走しても平気な人が
2万トンクラスのフェリーで眠気や船酔いを感じたりすること
もあるそうです.

みなさんはいかがですか?船酔い...


幸いMOにバックアップがありました
先ほど気がついたのですが,MOに定期的に
バックアップをしていたので破損してしまった
過去記事を蘇らせる事ができました(^_^)

バックアップって大事ですね.


これまでの流れ
こんどうさんが,ly/dayという日射量の単位に関する質問をしました.
kanazawaさんがlyがラングレイという単位でcal/cm^2を示すことを
教えてくれました.この単位は,私やこんどうさんには馴染みがない
のですが,kanazawaさんはよく使うそうです.またこの単位は,
MJ/m^2やW/m^2よりも直感的で分かりやすいと言うことが確認されました.

このラングレイという単位は光合成などを扱うのに便利だそうです.
それに対しW/m^2に関して私は海面からの赤外放射などのバルク式が
統一できて便利だと思っています.この様に分野によっては,虚数を
表すのもiであったりjであったりと見方や表現が異なります.

ここで,私が宇野木先生から以前伺った金言から,「どんな研究でも
一生懸命やり続ければ面白い」「他の分野を勉強することは視野を広げる」
「教えることは,それ以上に学ぶことである」を例に分野による視野の
違いを学べば自身の視野が広がることを書きました.

つぎに私が流体力学ではベルヌーイの法則を流線上でのエネルギー保存測
として捉えているのに対し,土木工学では圧力水頭,位置水頭,速度水頭
の和である全水頭が一定というように,実用的に利用している例を示し
分野による視点の違いを説明しました.

kanazawaさんはベルヌーイの法則が渦なし流れなしで適応されるのに対し
全水頭が一定というのは圧力方程式とも呼ばれ,厳密にはベルヌーイの
法則とは区別されることを指摘しました.

さらにkanazawaさんは,自身の経験から感潮河川における塩分遡上の
調査報告を行った際の逸話を紹介してくれました.kanazawaさんは,
塩分源のある河口を左側にとり塩分輸送のフラックスが遡上において
プラスになるようなグラフを示したところ,河川分野の研究者から
河川の分野では河口が右側になるというのが常識であると言われたそ
うです.同じ現象を表現するにも河川の研究者と海洋の研究者との
違いが明確に観られる好例だと思いました.

この河川感潮域は,河川の研究者も海洋の研究者も協力して研究を
進めるべき場所なのでしょうね.たとえば河口域の増水は川の上流
からの流入もあれば,海の潮汐や台風時などに観られる高潮等々
複雑です.この様な境界分野は,協力して研究を進めてほしいです.

これ以前の過去記事はこちら↓

./cgi-bin/bbs/data/archive/oceanbbs.html


お詫び
掲示板の書き込みデータに関するバックアップ等のメンテナンス中に
私のミスで掲示板のデータを破損してしまいました.復旧を試みたも
のの修復不能であったため,掲示板を初期化しました.

みなさまの誠意ある丁寧な書き込みの多くを失った事は誠に残念である
とともに管理人として不注意であったことを痛感しております.
今後この様な事が無いように注意いたしますので,今まで通りに,この
掲示板をご愛顧願います.


私の体験
 さて、話は関係ないかも知れないけれど、私個人としては次のようね経験をしたことが
ある。
 ある感潮河川域の塩分遡上の調査に関する流速と塩分の鉛直断面分布図を書くのに、私
は河口を左手に、上流を右に書いて表示した。委員会の席上で、ある大学の先生(かなり
御年輩で河川研究ではそれなりに名のある方だ!)から、図の書き方が反対だという指摘
を受けた。つまり、右手側を下流に、左手側を上流に書く、それが常識だ!君は常識も知
らないのか...という訳だ。
 この指摘は河川の研究者ならもっともな意見だと思う。河川の水は上流から下流に流れ
るのだから、その流速を「プラス」に表示しようと思えば、当然断面図の左側が上流にな
る。私はそのことを十分承知していて、あえて逆に書いたのだが...。
 なぜかというと、感潮河川域の塩分というのは下流から上流へと運ばれる。塩分が流れ
によって運ばれる量を塩分輸送量というけれど、河川を遡上する塩分...つまり河川の塩
分濃度を上昇させるのに寄与する塩分輸送量をプラスに、その反対をマイナスに選ぶのが
分かりやすい。このためには河口を左手に書いたほうがはるかに明解なのだ。つまり、プ
ラスの流速に塩分濃度が掛け算されてプラスの輸送量になる。すると当然上流へ向かう流
れをプラスに選んだ方が良い。そうすると必然的に左手側に塩分ソースとなる河口が書か
れる。試みに沿岸海洋学の文献を開いて、左右どちらに塩分ソースが書かれるケースが多
いのか調べてみると良い。圧倒的に左手を塩分ソースに書くケースが多い。また、水理学
の教科書や文献を広げて、同じ事を調べてみると良い。圧倒的に右手側が下流になる。こ
れには必然性があるのだ。
 同じ河川(感潮域も「河川」と言えば..だが)における「流れ」というひとつの現象を
表現するのにしても、それを単なる物理的な流れという観点で見る場合と、塩分を運ぶ運
搬作用として見る場合では図面の書き方ひとつにしても違ってくる。
 常識(当たり前に思っている事)とは何なのか、その本質を良く考えてみると面白い。

 なんだかそういう事を随分昔...今から10年ほど前に経験した。
この話題、もうちょっとまとめ方があるような気もするけれど、時間も時間だ、とりあえ
ずここまで。


なるほど...。
ちょっと期待していたことと違うけど...

ベルヌーイの定理の話は、同じ現象のことじゃないと思うよ。
流体力学は流線に沿ったエネルギー保存則...というけれど、それは渦なし流れではない
場合のことだね。
水理学で水頭という概念が使われるのは、渦なしの流れだからだ...こちらのことは普通
「圧力方程式」と呼んで、ベルヌーイの定理とは多少区別しているね。「圧力方程式」だ
からこそ水頭にもそれなりの意味があるのだと思う。
このあたりをきちんと考えて見ると結構思いがけない事に気づく時があるね...


その心
「その心」というのは,特定のことを指しているのではなくて
私から見た,宇野木先生の凄いところを指しています.言い換えれば
生き様,精神もしくは信念を指して使いました.よって,「その心」
は複数を指しています.

例えば,流体力学と土木におけるベルヌーイの法則を考えると,流体力学
では流線に沿ってのエネルギー保存則の形として表現されます.一方,土木
においては実用に即して水頭という概念を用いて,位置(高度)水頭,速度水頭
そして圧力水頭の和が一定であるというように,高さ(全水頭)として考え
大変利用しやすくなっています.この様に,分野が違うと視点や考え方,工夫
のし方が多様です.この事は,視野を広げます.

この事の裏には,宇野木先生が気象大学校で本来は雷の研究をしたかったのだが
海洋をやる人が誰もいなく,教官から誰か海洋をやってくれと頼まれたときに
雷に未練を持ちつつも自己犠牲の考えから海洋の研究に移った事とも関係があり
ます.先生は,最初は雷に未練があったのですが,一生懸命に海の研究をしてい
るうちに,海の研究がとても楽しくなったそうです.それ以降,先生は何をする
にも一生懸命で有れば,それが面白くなるという金言を我々に示してくれるよう
になりました.この経験があるから,自分の専門ではない土木の教員になること
を拒まなかったんだと思います.

自分が今置かれた状況下で,自分がすべき事をすれば成果は付いてくると云う
ことです.その最たる例は台風の研究です.先生が解析したデータは台風時の
船による目視の波高データなどで,同僚からは「そんな質の低いデータいじっ
ても何も出ないよ」といわれても一生懸命,自分の環境下で出来うることを
行い,それが運輸大臣賞につながりました.

また学生を指導するにあたり,責任を持って多くを学ばなければならない.それは
自己の理解の確認とも成るし,自分の研究における新しい視点をも創造するとの
ことです.またそれだけではなく,学生からも学ぶ姿勢が大切であると仰ってます.
私が先生にトンデモな考えを投げかけたとしても,権威主義的な否定はせずに
論理的な議論となることからも,そのことはよく分かります.

以上のように漠然としたことが,私の感じている「その心」です.
自然に対して真摯な事はもちろん,上下関係に縛られずに議論し,常に
好奇心を持って,自分の専門以外にも耳を傾ける「こころ」でしょうか?
そして何よりも,端から見ても先生は研究している時に楽しそうです.
先生の,この様なところが輝いて見えます,わたしには.


興味深いですね...。
興味深いと思うので質問です。

>同じ現象を表現するにも土木と流体力学では視点が違うと云うこと.

...というのは具体的にはどんな事です?
(うみがえるさん自身はどんな事だと考えているのです。)

なぜこんな質問をするかというと、
うみがえるさんは続けて、

> その心をいつまでも持っている

と言っているのだけど、...
私には、「その心」と言うのが、文章としては理解出来ても、
本当のところどういうことなのか、その意味を理解出来ないからです。

ぼくには、「その心」と言うものの内実を考えてみることが、
うみがえるさんの言っている事をきちんと理解する上でも、
加えて、自分自身にとっても、とても大事な事の様に思えるのですが...


勉強になりました
こんどうさんやkanazawaさんのおかげで勉強になりました.
ly/dayという日射量の単位を知ることが出来ました.

ところで,数学では虚数はiを使うじゃないですか.海洋学もiを
使いますよね.でも電子工学などの分野ではjを使ってますね.
電流iと区別するためでしょう.

いろいろ知っておきたいものです.

良く,専門ばかという言葉を聞くように視野という物は放って置くと
狭くなってしまう物なのかもしれません.

宇野木先生は仰ってます,過去に学部で本来の専門でない土木学(水理学)
を学生に教えた事が,大きな経験になったということ.教える事は,それ
以上を学べる好機であること.さらに分野が違うということは,視野を広げ
ることと.同じ現象を表現するにも土木と流体力学では視点が違うと云うこと.
その心をいつまでも持っているから先生は輝いているのだろうと,私は思う.


日射の単位
そうなんですよね。ly=langleyってわかっていれば、
いろいろと調べようがあったかもしれませんが、
理科年表とかを見ても、
日射の単位はMJ/m2なんですよね。
学生のときも、熱収支の単位はW/m2ばかりでした。

lyと書かなくて、cal/cm2と書いていてくれれば
すぐに解決したのに。
いま思えば、単なる無知をひらけだしただけでした(笑)


Gill本
実は,こんどうさんの書き込みの後にGill本の索引でlyを見つけようと
したのですが有りませんでした.kanazawaさんに指摘されてlangleyで
改めて索引を見ると,しっかり付録ページにEnergy Fluxの単位として
載ってますね.

Naoto Iwasaka and Kimio Hanawa(1990):Climatologies of marine
meteorological variables and surface fluxes in the North Pacific
computed from COADS. Tohoku Geophys. Journ.,33,185-239.
を参照して海面熱収支を計算する場合には,海面からの長波放射なども含めて
潜熱や顕熱もW/m^2なので,気象庁の地上観測データの全天日射をMJ/m^2から
W/m^2に変換して使うことが多かったので,ly/dayは知りませんでした.

でもcalは1グラムの水を摂氏1度だけ温度上昇させるエネルギーということを
考えるとlyはcal/cm^2なのでイメージが湧きやすいですね.


え?
ラングレイ、スペルはlangley
人名なのかどうかはわからない...たぶんそうだと思う。
ly/dayとlangleyを組み合わせるといくつか関連サイトが検索される。
(Lyなのかlyなのか...ぼくはlyと書いているなぁ...)

例えば、EPAのpdfファイルには簡単な単位換算がのせてある。
http://www.ultranet.com/~shanahan/HAtech.html
からWater temperature modeling a practical guideをダウンロード。
資料としてはちょっと古いので注意して読もう!

SI単位系ではないけれど、熱収支の計算にはJ単位よりもlyの方が便利だ、
理由はわかるよね..。
東京付近なら夏で 400 ly/day 程度の数値となる。

海洋物理では基本的な単位だと思う。
気がついたところでは、次のような教科書のappendixに単位変換が載っている。
E. Gill(1982) : Atmosphere-Ocean Dynamics . p595
L. Kantha & C.A.Clayson (2000) : Numerical Models of Ocean and oceanic
processes. p853
L. Kantha & C.A.Clayson (2000) : Small scale processes in geophysical
fluid flows. p778


ly/day
kanazawaさん,こんどうさん,こんばんわ

ly/dayって聞いたことがなかったです,もしくは記憶の片隅にもなかったです.
googleで検索したらlyはLight Year:光年が出てきました.
この単位を次元解析すると距離/時間なので速度を表すのかなと考えました.
日射量の単位に速度は無いだろうと思い,放射伝達分野の特殊な定数を表すの
かなとも思ってしまいました.

lyがcal/cm^2と教えていただき,スッキリしました.これでly/dayが日射量
の単位になりました.

このly:ラングレイというのは人名でしょうか?

ps.そういえば短い時間スケールにおけるアルベードって厄介でしたね.
太陽高度と共に...


マングローブって
ヤエヤマヒルギとかオヒルギとか色々有ると言うことを松田研の
研究報告などで聞いたことがあります.中には巨木もあるとか.

でも伊豆半島にもあるとはいえ,一度も群生しているところを見た
ことがないです.いつか見てみたいです.


ありがとうございます。(日射量の単位)
kanazawaさんありがとうございます。
Ly(ラングレイ)と言うんですか?
cal/cm2と書いてくれれば、理解できるんですが。。。。
私は、物理系なので、日射量の単位はMJ/m2がほとんどでした。
光合成のことを調べていて、Ly/dayという出てきたので、
始めは、ルクス/dayかな?と思っていたのですが
ルクスの記号はlxなので、これって(ly)何?っと
思ってしまったわけですよ。
同じ物理量で、単位が違うと、困りますよね(笑)。

それから、最強日射量の事は、良く定義がわからないので
日本の平均日射量 1200〜1600kWh/m2(H7年度)から
割り出すことにします。


ly/day
lyはラングレイ
1ly=1cal/cm^2のこと。
良く使われます。
個人的にはこちらの単位の方になじみがあります。
換算はcalとJの関係から自分で調べてください。

海表面最強日射量というものに限定的な定義があるとは思えません。
使われている文脈や式などから物理的な意味をその場その場で読み取る
必要があると思います。

最強と申しましても、論じている現象の時空間スケールに左右されるわ
けですから...


マングローブの種類
みなさん、お久しぶりです。
マングローブにはいくつか種類があるようです。
詳しい事はわかりませんが、そうえいば、、、、
海岸に育つものと河川域に育つものとあるみたいです。
根の張り形も違うように見受けられます。
専門家に言わせると当たり前の事だと思うけれど、、
こうやって話をしていくうちに色々わかってくるのでしょうね。
また、観光のありかたも試行錯誤していかないといけない時期に来ているのでしょうが、この不景気になかなか大変です。


日射量の単位で
ly/dayって知っていますか?
普通日射量の単位ってMJ/m2ですよね。

ly/dayとMJ/m2の関係がわかる方、教えてください。
あと、海表面最強日射量ってどういう日射量のことも
教えてくれるとありがたいです。


倒木予防
玉盛さん
まぎさんは,波の発生の少ない観光船の開発や運用面での工夫を
提案されてますね.また実際に西表島では波の発生の少ないボート
の開発投入もされ始めて居るんですね.

運用面は水位が膝根付近ではなく,上か下かの時が良いのでしょうね.

でも観光客を「ゆったり旅」に啓蒙していって無動力船でおとなしく
自然を楽しむのも手ですね.(^_^)



マングローブの倒木
まぎさん
お久しぶりです.お元気でしたでしょうか?
玉盛さんと,お知り合いだったんですね.

書き込みによると,倒木は河川型(R型?)マンガルにおいて人為的な
倒木が見られるようですね.これは海岸に樹生するマングローブと河川に
樹生するマングローブの環境の違いから来るのでしょうか?

つまり海岸のマングローブは短周期の波(波浪)に絶えず晒される環境.
一方,河川のマングローブは船さえ通らなければ長周期の波(潮汐)しか
無く比較的穏やかな環境.

マングローブのこと良く知らないのですが海岸で生育するマングローブと
河川で生育するマングローブって種類が違うとか,根の張り方が違うとか
有るのでしょうか?


過去ログについて
現在「うみガエルWEB」がレンタルしているサーバーの
ハードウェアおよびOSが変更されました.
.loginでsetenv LANG ja_JP.SJISなどの措置もしましたが
サーバー自体がEUC化され,個人領域のhtml程度はSJISでいけますが
新たにキャッシュサーバーも導入されたことからCGIに一部不具合が
発生しました.暗号化の方式も変わりました.
そこで,掲示板のマスターキーをEUC環境で再生成する必要があり
一度,掲示板をリセットしました.

もちろん過去ログはすべて保存しております.
興味のある方は以下のURLにて「過去ログ」を参照下さい.

./cgi-bin/bbs/data/archive/oceanbbs.html


引き波防ぐボート
まぎさんいろいろコメント有り難うございます。
今やマングローブといえば観葉植物と化したり、観光資源です。
さて、、
昨日の地元の新聞に引き波を防ぐボートのことが載っていました。
私が勤める会社でも一昨年からこのボートを採用している様ですが
半信半疑での導入ときいていましたのでたぶん気休めだと思っていました。
開発したのは地元の石垣島の会社で
「空気導入浮上式オリジナルアルミボート」ということです。
引き波を最小に抑えるシースレッド型の船底前方(大)と後方(小)に
空気の出入り口を設け空気圧で船体を持ち上げることで喫水を浅くし
引き波を防ぐそうです。
さらにアルミ合金を利用しスピード化と定燃費を実現しているそうです。
従来のボートに比べて80%から90%引き波が消えたそうです。
とにかく八重山7島めぐりとかでほんとにこれでちゃんと見てるの?
って思う程の早さで観光して行きます。
でも、ひとりの値段の安さからそうしてもらわないと採算はあわないし、
まぎさんのいうようなもっとマングローブをゆっくりまわれるような
観光も現実にあります(さがりばなツアー)。
でも、「ほんとにそんなに急いで何処行くの」っていう観光客のおかげで
食べて行けている現実も無視出来ないです。
マングローブの倒木問題で観光船を環境に優しい船に変えたり、
エージェント(ツアー会社など)と時間の調整をしたり、
島の他の観光業者との折り合い、、などなど、、
まだ問題はたくさんありますが少しづつ解決に向けて動きだした様です。
私のちょっとした問題にこんなにも親身になって頂きほんとうにありがとう
ございます。
これからも宜しくお願いします。




マングローブの倒木について
はじめまして!
うみガエルさんより、玉盛さんの投稿について尋ねられ、初めて訪問しました。
くろさん同様、西表島では玉盛商店に大変お世話になりました。
玉盛さん、ありがとうございます。

さて倒木問題について、私の考えを書きます。
最初の出会いは1995年の仲間川調査のときでした。観光船の通過後に波の遡上に
よりオヒルギの膝根の周りの泥土が洗い流されているのを見たときです。その後
もなんとなく観察してきました。

本格的に調べてみようかと考え始めたのが1年前です。マレーシアのマングローブ
林での倒木の多さが気になったからです。話によると雨季の河川流量の増加で倒木
するそうです。直接倒木させるのは雨季の河川流でしょうが、気になったのは漁船
で発生する波の遡上でした。東南アジアの広大なマングローブ林では林の奥に港が
あります。マレーシアの訪問先では漁船の数は大小合わせて100以上あったよう
に思います。これらが毎日、波を発生させていると考えると、その影響は仲間川や
浦内川の観光船の比ではないでしょう。いずれにせよ、直接・間接要因の定量比較
をしてみないとはっきりはいえませんけど。。。。

対策としては、動力船の進入をやめるしかないのですが、漁業・観光業に打撃をあ
たえるためだめでしょう。昔のようにカヌー、カヤックでの漁業は不可能でしょう
ね。次に波の発生の少ない観光船・漁船の開発も考えられます。運用面では潮位に
考慮して、運航速度を調整するのもよいかもしれません。
最近エコツアーがブームになっていますが、その意味からも観光船のあり方を考え
てみる必要があるとおもいます。マングローブ観光をする人にマングローブ林の音、
におい、風などを直接感じとれるような工夫が必要でしょう。またマレーシアの例
をあげればマングローブ林の蛍観賞では電動モーター船が使えわれているため一層
マングローブが身近に感じられると思います。混合ガソリン式エンジンの音と排煙
、その振動はいただけません。

少々話がそれてしましました。いずれにせよ何らかの対策をとっていかないと
いけないですね。観光資源であるマングローブ林が無残な姿になり、観光価値
がなくなってしまっては意味がありません。

長々と書いてしましました。マングローブのこととなるとついつい.....


マングローブ
玉盛さん,はじめまして.くろさん,お久しぶりです.

私は現在も,くろさんの出身大学院に在学してます.しかし研究で
西表島に行ったことはないです.松田研究室の研究紹介などを聞い
てますので,マングローブには興味があります.

ただ,倒木問題については知りませんでした.この掲示板には,
松田研究室のOBの方も,くろさんを含めて数人居ますので,
詳しいことを聞くことが出来るかもしれません.


差し入れ歴3年
大原の玉盛商店は従兄弟が社長をやっとります。
毎年有り難うございます。
マングローブ研究所には佐藤先生、松田先生に逢いに差し入れをもって毎年お邪魔しています。
いつもどんな研究をしているのか、興味はあるのですがちょっと恥ずかしいので遠慮しています。でも今年はちょっと話が聞けてよかったです。ハイ!
もし、来島することがあったら声をかけて下さい。


玉盛さんて・・・
玉盛さんて西表島の玉盛商店の玉盛さんでしょうか?
マングローブ研究所に行ったときには食料の買出しなどでよく利用させていただきました。
仲間川、前良川、後良川などでマングロープの調査をしてました。
もしかしたらお見かけしているかもしれませんね。


西表島浦内地区沖縄地域研究センター開所式
10月13日、西表島浦内地区沖縄地域研究センター開所式に合わせて望星丸が石垣島に入港しました。
今、西表島では観光船による引き並でのマングローブの倒木が問題になっています。観光業に携わっている身の上でもあり自然環境を如何にまもりながら生活して行くか。このセンターが地域に貢献出来る存在になって欲しいと願っています。


H2Aロケット
H2Aの打ち上げが成功しましたね.
近年では,人工衛星から受ける恩恵が日増しに大きくなっているのを感じます.
人工衛星を用いた位置情報は,地殻の動きを可視化してくれます.
某大学海洋学部の敷地内にもGPS地殻監視に関わる地上局が設置してありまし
た.また気象衛星や海面高度計等々...海洋学においても大きな恩恵を感じま
す.


台風
いさっちさんお久しぶりです.

良く台風の名前って西暦年の下二桁とその年の号数をつけて呼びますね.
1999年の台風1号は台風9901号みたいに.
果たして今回の台風は台風0111号でよいのであろうか?100年以上を
またいで継続しようとすると不便ですね.

ところで,今回の台風が接近しているとき,私は自分の住んでいるアパート
が床下浸水すると思ってました.結果は大丈夫でした.(^_^)
自然の力は偉大ですから,用心することに越したことはないですね.


台風11号
こんばんは。お久しぶりです。
久しぶりの大型台風直撃で、ニュースなどでも各地で
被害が相次いでいるようですが、駿河湾も台風の通り道で
しかも満潮時刻付近に通過するとTVでやっていましたが
大丈夫でしたか?

http://homepage1.nifty.com/isacchi/


由比の定置網
その昔,由比の定置網に設置した自記水温計を回収する目的で小型船舶から
降りて泳いでいると,小型船舶の人たちがイルカだかシャチが来たと騒いで
いました.1人で泳いでいた私はパンダみたいなアノ...シャチが来たと思
い心細かったです.しかも小型船舶のものたちはそれを追いかけて見物らしく
さらに心細かった.

水に顔をつければ,口から鰺の尻尾を出したまま泳ぐ鮫...
そのイルカのようなシャチのようなものは,シャチの一種らしいと別の船で
海に出ていた水産学科の人たちが教えてくれました.
駿河湾にもシャチが居るんですね.


日本海洋学会2001秋
磯崎さんこんにちは.
日本海洋学会の秋季大会は東海大学も開催のお手伝いをすることになってます.
私も何か手伝うことでしょう.大会の詳細は下記URLに詳しいです.
http://emma.scc.u-tokai.ac.jp/jos/

もしご来場の場合は,お会いできることを楽しみにしています.


お手数をかけてます(^^ゞ
N.KANAZAWAさん,どうもありがとうございます.
10年くらい前の筑波ですか.5年くらい前の大会でしたら覚えているのですが
10年とも成ると,参加すらしていないと思います.

Kanazawaさん曰く
>Reduced Gravity Modelというのはご存知ですか?
....
>このmodelを使うと、浅瀬というのはどういう具合になると思う?

学部生の頃と,マスター1,2年次に久保田先生の授業で実技も含めて
やったのですが,あまり覚えてません.たしか1.5層モデルで,矩形湾の
セイシュを表現したような記憶があります.最下層は,深さが大きいと言
うことで静止していると見なしたことから1.5層と呼んだような記憶もある
のですが,不確かです.??

そう考えると浅瀬では何らしかの工夫をしないと表現できない,もしくは
ノイズや発散の原因になってしまうと思います.不連続点になると思います.
ですから設計段階でのコンセプトが違う場合,セノウミの効果は,表現でき
ない,もしくは岸として表現することになる?のでしょうか?

話は変わりますが,駿河湾に外洋水が流入した場合の湾奥の反時計回りの
環流ですが,コリオリ項や慣性項の効き方が地形と相まって形成されると
私は想像したのですが,それに関するKanazawaさんの数値実験結果が知り
たいです.

今週の金曜は,例の夏期講習ですか!私は最近,自宅で論文を書いてます.
ので,あえないかもしれません.また会えたときにはお話を聞かせてください.


海洋学会といえば
今年の海洋学会の秋の大会は9月に静岡グランシップで行われるそうですね。
いい機会だから、一度聞きに行ってみようかな。


探してみる...
現在探し中...どこにあったかな?

ところで、この学会発表はひどい目にあった。
要旨集に私の名前は出ていない。
だけどOHPを準備して発表内容を考えて、実際に発表したのは私だ。
誰の名前になっているかというと、
当時海洋工学科教授、S森先生だよ...
思い出したくも無い...

手がかりとしては、十年前後の学会で筑波で発表したのを記憶している。

Reduced Gravity Modelというのはご存知ですか?
Kubokawa & Hanawaの論文を読んでいるようなので...
どういうことなのか多分分かっていると思うのだけど....。
このmodelを使うと、浅瀬というのはどういう具合になると思う?

ところで、来週金曜日昨年に続いて学校に行きます。
現在準備中...


面白い結果が出ましたね
N.Kanazawaさん曰く
>Reduced Gravity Modelを使った数値計算を実施した。
> 湾東部と西部それぞれから流入条件与えて、湾奥に形成される循環流を検討した。
>結論からすると、どちらから流入させようと、湾奥には反時計回りの循環流ができました。
> この場合駆動力となっているのは、どちらも外洋水の流入です。それがなければ、環流
>は形成されない。

興味深い結果です.外洋水の流入が,どの様な過程を経て,湾奥の反時計回り
の環流を駆動するか等,興味が尽きません.
セノウミや内浦湾などの地形条件の効果などに興味があります.
その辺りはいかがでしたでしょうか?

ps.収録されている海洋学会の予稿集の年度など知りたいです


過去に計算したことがあるよ。
>過去の研究から,外洋水が湾口東部から流入すると,湾口海域と湾奥に
>反時計回りの環流が形成される(佐藤,中村・村中,稲葉ともに).
>一方,外洋水が湾口西部から流入した場合は,湾口海域は時計回りの
>環流を形成するが,湾奥は時計回り(中村・村中)もしくは反時計回り
>(稲葉).この様に湾奥の環流に関しての外洋水流入の影響は諸説在ります.
>湾奥の環流形成に関して,外洋水の流入が大きく関与していると考えるのが
>中村・村中説になりますね.一方,稲葉説では,外洋水が湾東部から流入
>しようが西部から流入しようが湾奥の環流は反時計回りと言うことなので,
>湾奥の環流形成に対する外洋水流入の関与の割合は,中村・村中説よりも
>低いことになりますね.

 外洋水の関与はどちらも同じだと思うよ。
 これらしきことを私自身、以前海洋学会で発表したことがある。
10年ぐらい前になる...
(当時、東海大海洋工学科某教授のおかげでひどい目にあった。
あまり思い出したくないんだけどね。)

Reduced Gravity Modelを使った数値計算を実施した。
 湾東部と西部それぞれから流入条件与えて、湾奥に形成される循環流を検討した。
結論からすると、どちらから流入させようと、湾奥には反時計回りの循環流ができました。
 この場合駆動力となっているのは、どちらも外洋水の流入です。それがなければ、環流
は形成されない。
 そういう計算の経験はあるんだけど...


未だ検討段階です
N.Kanazawaさん,こんばんは.
1.から3.に関してですが,未だ検討中のことが多いです.

1.の,駿河湾奥の環流に関してですが,まさに風系や数日周期の風変動
および潮汐残差流が影響を与えているカモしれない.ということです.
ただ影響の度合いも不明ですので,(詭弁的ではあるが)主に風や残差流
によって湾奥の環流が形成される可能性も否定していません.

過去の研究から,外洋水が湾口東部から流入すると,湾口海域と湾奥に
反時計回りの環流が形成される(佐藤,中村・村中,稲葉ともに).
一方,外洋水が湾口西部から流入した場合は,湾口海域は時計回りの
環流を形成するが,湾奥は時計回り(中村・村中)もしくは反時計回り
(稲葉).この様に湾奥の環流に関しての外洋水流入の影響は諸説在ります.
湾奥の環流形成に関して,外洋水の流入が大きく関与していると考えるのが
中村・村中説になりますね.一方,稲葉説では,外洋水が湾東部から流入
しようが西部から流入しようが湾奥の環流は反時計回りと言うことなので,
湾奥の環流形成に対する外洋水流入の関与の割合は,中村・村中説よりも
低いことになりますね.

現在の研究は,どうか?と言えば諸般の事情から湾口の流れと湾奥の流れの
を対比させる観測データの解析は行なっていません.決着が付くまでは,今
しばらくかかると思います.いまだ構想段階と言うことです.

2.3.に関して
そうですね,打ち上げの回数も少ないので打ち上げモデルを考えてましたね.
2.3.に書いたことは,私の説明不足かもしれませんが,私の思考過程を示しま
した.結局,N.Kanazawaさんの指摘により,考えを変える前の話です.
つまり第一段階として温度差によって打ち上げが起こったというモデルを
考えたのですが,余り良いモデルではなかったかもしれないと言いたかった.

そして,その次に沿岸密度流の流れを打ち上げの原因とするモデルを考えま
した.ただ,温度急変モデルにも未練はあります.

つまり現在では,暖水波及後に岸に沿う強い流れである沿岸密度流が
オキアミの打ち上げに大きく関与するのではないか?と考えて.
例の図(三保と周辺の流れなど)におけるAの流れの役割を沿岸密度流が
果たしたというモデルです.

このモデルと久保田氏のモデルには三保以外の場所での打ち上げも説明
できるのか?という疑問点が残ります.ですので相模湾,駿河湾の両湾奥
西部という地理条件を考えると風も疑わしい...ということです.


とりあえず簡単な返答を...。
簡潔に返答しておくと..

1.
環流について....
質問の内容は「駿河湾の流動」ではなくて「駿河湾湾奥の環流」についてです。
結局、吹送流や潮汐残差流は環流に影響を与えているかも知れない。
...そういう見解ですね。
影響を与えている...ということであって、
それが原因で環流が形成されているというのではない。
...そういう事ですか?

2.
>暖水波及とオキアミの打ち上げに関しては,時期に一致がみられました.この事
>が私の一番に言いたい事でした.
4例中3例に暖水波及がみられた...という事実は疑いません。
しかし、その結果から「一致している」と推測する事は同意できません。
4例じゃどうにもならない。
...だからこそ、統計的な数字ではなくて、
そこにもっともらしいメカニズムはないのか?
そういう部分についてこれまで議論してきたわけですよね。

3.
>ですが,私は,この中で季節差に大きく支配されるのは(1)であると考えました.
>つまり水温の低い時期に暖水波及があるとオキアミが弱って流されやすくなり(2)
>を誘導しやすくなると思いました.つまり対流期における暖水波及の特徴として
>水温差を一番にあげたと言うことです.
定点的、オイラー的視点で考えればそうですね。
暖水波及とオキアミの問題というのは、
物理的にそういう視点でいいのですか?



暖水波及とオキアミの打ち上げ
ここでN.Kanazawaさんの補足と疑問に関して.(説明のため図を再掲します)

まずBに関する補足は,まさにその通りだと思います.要するにBはフラックス
のようなもので,オキアミの打ち上げとは直接は関係していない.むしろBを
発生させるのも,オキアミを最終的に打ち上げているのも「波」である.波繋
がりの現象ということです.

次いで,「暖水波及とオキアミの打ち上げ」に関する件ですね.
暖水波及とオキアミの打ち上げに関しては,時期に一致がみられました.この事
が私の一番に言いたい事でした.また打ち上げの原因の議論の基本は,あくまで
も久保田先生の「海のはくぶつかん」の提唱するものです.すなわち

(1)オキアミが鉛直移動するということ。
(2)表層に移動したオキアミが深層に戻ろうとしたとき浅瀬に流されているということ。
(3)こうして戻れなかったオキアミが岸に打ちあがるということ。

ですが,私は,この中で季節差に大きく支配されるのは(1)であると考えました.
つまり水温の低い時期に暖水波及があるとオキアミが弱って流されやすくなり(2)
を誘導しやすくなると思いました.つまり対流期における暖水波及の特徴として
水温差を一番にあげたと言うことです.

ただ,N.Kanazawaさんの言うように湾の東岸で打ち上げが見られないことを説明
する事ができません.

そこで,対流期における暖水波及の他の特徴に注目してみます.(これから)
その前に紹介したい研究があります.
Matsuyama et al.(1999)は相模湾沿岸の数点の連続水温資料および沿岸2点の3m
および10m層の連続流速資料を用いて,同湾沿岸を反時計回りに0.6〜0.7m/sで移動
する暖水を捉えました.この暖水はNOAAの熱赤外連続画像からも捉えられ,黒潮起
源であることが確認されました.暖水流入時に船舶により行われた相模湾横断CTD
観測および衛星画像から,湾内に進入した暖水の空間スケールは鉛直に70mの厚さ,
岸沖方向に15kmの幅を持っていました.この暖水の移動速度はKubokawa and
Hanawa(1984a,b)により導かれた沿岸密度流の先端部の理論的移動速度と近かった.

つまり対流期に暖水波及が起きると沿岸密度流のような表層に限られる強い流れ
が沿岸に形成されると言うことです.つまり久保田先生の(2)の条件に相当する
Aのような流れが起きます.この効果は無視できないと感じました.

ただ,この場合も伊東や焼津での打ち上げの説明や湾東岸で打ち上げが確認され
なかったことの説明力は余りないような気もします.場所的な条件,すなわち
湾の北西岸に打ち上げが見られたことを説明するには「吹送流」が鍵となる気も
してきました.相模湾と駿河湾周辺の風変動は,ほぼ一様ですし.


まず駿河湾の環流について
N.Kanazawaさん,こんにちは.
余りに自分の専門に近いことなので,主原因とされていることよりも細かい
ところに目が向きすぎていたかもしれません.黒潮の存在が主因であること
は自分の中では常識化していました.(^^ゞ

すこしレビューしてみます.
駿河湾の環流に関して,木村(1950)は3年間に625本の漂流瓶を湾奥東部の
大瀬崎沖に投入し,回収された211本の分布状況から,同湾に反時計回りの
循環流がある事を推定しました.

ラグランジェ測流で示唆された同湾の反時計回りの環流は,水温塩分の分布
調査からも,その存在が確認されました.佐藤(1967)は1944年および1947年
に同湾内で観測した水温,塩分および透明度の水平分布から,湾口および湾奥
に反時計回りの環流が存在する事を推定しました.更に反時計回りの環流の原
因は黒潮の存在にあると推論しました.

中村・村中(1979)は1964年から1978年までの月毎各層観測データから50mおよび
100m層の比容分布を作成し同湾の流動を地衡流近似の下で推定しました.
その結果,湾東部から外洋水が流入し,湾内に反時計回りの環流が形成される型
が76.2%で卓越し,次いで湾西部から外洋水が流入し,湾内に時計回りの環流が
形成される型が17.8%で,残り6%は顕著な外洋水の流入が認められない型の三つ
に大別されました.

係留系を用いた直接的な長期連続測流が本格的に行われたのは70年代に入ってから
です.Inaba(1981, 1984)および稲葉(1982)は同湾奥および湾口の数点の表層10m
もしくは20mにおいて,1970年から1980年にかけて断続的に自記測流観測を行いま
した.その結果,同湾奥には反時計回りの流れが卓越することが明らかにされた.
一方,湾口海域においては湾口東西の2定点での平均流が逆相関となることを示した.
更に湾口東部において断続的に取得した計213日間の測流結果の15日平均と15日毎
の黒潮流軸位置との関係を調べた.その結果,湾口海域の平均流は黒潮の離接岸の
影響を強く受けており,黒潮が同湾沖の銭洲以北まで接岸すると湾口東部の
15日平均流は流入を示し,黒潮が離岸すると湾口西部の15日平均流が弱流入を示す
ことが分かりました.
これらの事から駿河湾奥の環流は黒潮の離接岸とは関係なしに反時計回りであり,
湾口海域は黒潮が接岸すると反時計回りの環流となり,黒潮が離岸すると弱い時
計回りの環流になることが考えられている.

ここまでが,今まで分かっていることです.ですので潮汐残差流の効果や風の効果
は私が,思っているだけです.潮汐残差流の効果は内浦湾の存在がキーになると思
っていますが,その研究には手をつけていません.

風に関しては,磯崎さんの先の記述の中に
>3月16日は強い北東風、17日北東風の寒い日、18日雨の後西風から北東風で暖か
>い、19日暖か南西風、20日暖か南西風、21日微風夜半北東風強い、22日強い北東
>風、23日北東風、24日強い北東風
と,あり数日周期の風変動がみられます.この事に関連して書きました.
Kitade and Matsuyama(2000)等の研究による数日周期の風変動と地形
補足性波動の励起の関係を想定しています.これらの事は久保田(雅)先生
も福島県の陸棚波の研究とも関連を持っています.

駿河湾の流動には,更に黒潮前線波動などの黒潮変動も大きな影響をもたらすと
考えています.


捕捉と疑問など...
図にするととても明解になるね。

分かっているとは思うけど誤解する人もいるかもしれない。捕捉しておこうと思う。

 Bという平均流が岸寄りに存在していて、そこに波が働いてオキアミが打ち上げられる。
....そういうことではない。

 図ではAもBも同じ流れの矢印だが、その内容は全然違う。
 簡単に言うと、Bの機構は次のようなものだ。
 外洋からやって来る波は、外海側、つまり図中下側からやってくる。ところが、波が砕
けた後で返す方向は地形勾配に依存する。すなわち図中右下を向く。こうなると、波に乗
って移動する物質は元の場所に戻されない。結局、寄せては返す波を全体として眺めると、
あたかもBという平均流がその場に存在しているかのように見える。
 Bという平均流は、その実体が実際に存在するのではなく、波の働きによって見かけ上
生じているものに過ぎない。
 そうすると、オキアミの問題にとってBという機構が関係するとするなら、それはオキ
アミを移流させるという効果ではなくて、波によって岸に打ち上げさせるという事に寄与
するのではないか思う。

 ....話の腰を折るようだけど...
 暖水の波及によって水温が上昇し、オキアミが弱められて岸に打ち上げられる...とい
うメカニズムはあまり寄与していないのじゃないかと思う。
 オキアミの岸への打ちあがりというのは、どうやら湾の西側で生じている。
 北側や東側には見られていないようだ...
 もし暖水の影響が顕著なら、暖水によって弱めれたオキアミは鉛直移動で上昇してきた
表層のどこにでもいるはずだ。そうだとすると、風の方向によってはオキアミが北岸へ打
ち上げられる場合や、東岸へ打ち上げられる場合があっても良さそうな気がする。
 しかし、そうはならない。なぜだろう?

 打ち上げられる場所に片寄りがあるということを考えると、オキアミが弱められる場所
が西側にある。そしてそれが岸へ打ち上げられる...そう考えるのがもっとも妥当な説明
ではないかと思う。
 ちなみに、相模湾の西岸、伊東付近にも、三保と良く似た海底地形の突出しが見られる。

 ....くどいような疑問がひとつ...
 駿河湾奥部の還流の成因は、潮汐残差流や風だったの?
これについて論じている文献はあります?
もしそうだとすると、中村・村中(1979)の論文は、意味を失うような気がする。


少し誤解もあったようです
確かに,久保田先生の記述の中に「...潮汐流または吹送流により,西方に流れ
ているので,オキアミも水深200m以浅の海域に一緒に移動し...」と在りますね.
つまり「岸向きの流れ」ではなくても良いわけですね.三保の海底地形を書いてみた
ら分かりました.(図を参照してください)

この図のAの流れは,久保田先生の文中では「潮汐流または吹送流による西向きの
流れ」とは違うのかもしれませんが,平均流はこのようになっていると思われます.
ただあくまでも平均流なので久保田先生の言う潮汐流や吹送流が重なると必ずしも
夜間にこのような流れが起きるわけではないので,偶然性なども必要ですね.

Bに示した流れに関しては,私もkanazawaさんと同様に波の関与が大きいと思いま
す.ある意味,蛇足で書いたことでしたが浅瀬に移動したオキアミが実際に打ち上
がるのに関与する可能性があるというkanazawaさんの指摘には共感できます.

オキアミの鉛直移動に関しては,季節差など吟味したいと思いました.日周鉛直
運動をしているのは確かで,夜は浮上し昼は沈下していると思が,季節によって
浮上深度が変わるのかが知りたいです.


どうもよく分からないよ...
 何だか私とは久保田先生の説明に対する解釈が違っているようだ...
 うみガエルさんの説明を読んでいて、うみガエルさんの考えている物理的な焦点の
ようなものが私にはどうもつかめてこない。

>海のはくぶつかん中の記述では,羽衣の松の東の深み(沖合)の表層水が「潮汐流
>または吹送流」により西向きに流れているとなってます.この記述はおそらく
>佐藤(1967),中村・村中(1979)およびInaba(1981)等の研究成果である
>駿河湾奥の反時計回りの環流と思われます.
>その原因は潮汐残差流(潮汐流の非線形性から形成される流れ),や風系とも考え
>られています.この流れの場合,岸向きの流れとなるかが疑問です.またごく岸近
>くの場合,三保が砂嘴であることからも分かるように平均的な流れの向きは北東向
>きでしょう.

 岸向きになるかどうかは、いまの問題にとって関係ないんじゃないの?
というのは、
久保田先生の説明の要点は次のようなものだ。
(1)オキアミが鉛直移動するということ。
(2)表層に移動したオキアミが深層に戻ろうとしたとき浅瀬に流されているということ。
(3)こうして戻れなかったオキアミが岸に打ちあがるということ。

(2)はオキアミの「移流」が問題なのであって、(3)は岸へ打ち上げられることが問題だ。
(2)を生じさせる流れの成因と(3)の流れの成因が同じである必要はない。
もちろん調べてみると同じだったということはあるかもしれない。
しかし、はじめから同じだと仮定してしまう理由はどこにも見当たらない。
(2)と(3)は、同じオキアミの打ち上げに関わることだけれど、それぞれ別の事柄だ。
(2)にとって重要なのは、流れが岸向きであることではなく、浅瀬に移動させるということ
ではないだろうか?この違いを区別しておく事が重要だと思う。

 久保田先生が言及している流れは、(2)に関するものだ。
(3)については何も述べていない。
しかし、この現象の説明にとってはそれで良いのだと思う。
(3)は2次的、、(2)がより本質的だと思えるからだ。
(3)については後からどうとでも考えれば良い。
(2)が生じなければ、(3)はありえない。
たとえ(3)が説明されても、(2)が説明されないと、さっぱり分かった気がしない。
問題をはぐらかしているだけの様な気になる。

 久保田先生の説明で重要なのは、(2)の説明の信憑性にかかっているのだと思う。
 このメカニズムは本当なのだろうか?

 次に触れている三保の砂の問題は、この場合(3)に関係しているだろう。
 沿岸の砂の移動には、潮の流れに加えて波が影響する。打ち寄せる波の方向と、返す波
の方向が違えば、砂は移動する。砂の移動には波向きという観点さえも必要とする。
 このような意味で生じてくる「平均流」という概念が、物質輸送に寄与してくるのは、
波が海底を感じて変形してくる浅海域に限られる。
 駿河湾の場合、沖合いに向けて急激に深くなるという地形的な特徴があるから、このよ
うな平均流の影響は、岸寄りのごく狭い範囲に限定されると考えて良いだろう。
 (2)のように、深層から移動してきたオキアミを浅瀬に移動させる移流としては、まず関
係ない現象と考えて良いのではないだろうか?

...ひとまずここまで。

管理人が,丸数字を()に修正しました.


オキアミの打ち上げ
磯崎さん,こんにちは.
だんだん面白くなってきましたね.一般的に水産データは人為的なことが入ると
いわれてますが,打ち上げにも「人目に付く・付かない」が在ったんですね.
この辺りのことや資源量の経年変化もあり,海況データとの比較が更に難しいの
ですね.

ここまでの議論では,オキアミが打ち上げられた時期は「対流期」に集中して
いて,尚かつ「表層で岸向きの流れ(久保田説)」もしくは「暖水波及による
水温の急変(うみガエル)」が出てきました.

今回は久保田説に関して触れようと思います.
「海のはくぶつかん」1994年5月号(下記URLで参照可能)
http://www.scc.u-tokai.ac.jp/sectu/kaihaku/umihaku/vol24/v24n3p2.html
において久保田氏は磯崎さんがレビューされたように「対流期,鉛直移動および
岸向きの流れ」をキーワードにしてます.この説明の内,前者二つは,すっきりし
ていて打ち上げ時期が対流期に集中しているのは過去の例を吟味すれば分かります.
さらに対流期にはオキアミの分布深度が広くなるであろうことも分かる気がしまし
た.そこに岸向きの流れが(夜のうちに)起きれば,打ち上げが起きるという説明
も,ある程度の説得力を持ってます.ただ,その岸向きの流れの励起の原因を潮汐
流または吹送流と考えられていますが,潮汐流に関しては,よく分かりませんでした.

潮汐流に関して,駿河湾や相模湾のような深い湾においては順圧潮汐流は微弱で,
内部潮汐流が卓越します.内部潮汐流は,表層においては成層期に強化されるので
対流期であった打ち上げ時期に表層では支配的ではないと考えます.もしも打ち上
げ時期が起潮天体(月など)と何らかな関係を持つなら別ですが....

海のはくぶつかん中の記述では,羽衣の松の東の深み(沖合)の表層水が「潮汐流
または吹送流」により西向きに流れているとなってます.この記述はおそらく
佐藤(1967),中村・村中(1979)およびInaba(1981)等の研究成果である
駿河湾奥の反時計回りの環流と思われます.
その原因は潮汐残差流(潮汐流の非線形性から形成される流れ),や風系とも考え
られています.この流れの場合,岸向きの流れとなるかが疑問です.またごく岸近
くの場合,三保が砂嘴であることからも分かるように平均的な流れの向きは北東向
きでしょう.

しかしながら「吹送流」なら岸向きの流れを表層に励起することが可能かと思いま
す.風が数日にわたって一方向に吹き続けると表面の流れは風の吹き去る方向の右
45度方向になります.またエクマン層と呼ばれる表面から特定の層までの海水は,
風の吹き去る方向の右90度方向に輸送されると言われています(エクマン吹送流・
輸送).

ただ沿岸の場合,エクマン層は大きく見積もっても10から20m程度です.果たして
この深度までオキアミは夜のうちに上昇するものなのか?この辺りも知りたいです.

ps.国土交通省港湾技術研究所のHFレーダー観測の事,知りませんでした.
面白そうですね.はやく一般公開されるとよいですね.


議論に参加
せっかくうみガエルさんがいろいろ考えてくれたので、議論に参加したいと思います。
オキアミ打ち上げ時期
3月18日伊東、3月20日から21日焼津小川、3月24日清水

確かに一都三県情報では暖水波及がこの期間見られています。15℃帯が相模湾にも駿河湾にも入ってきています。NOAAの画像(三重水技のHPで見ました)でも暖水波及がはっきり映し出されています。
打ち上げの一つのパターンとして、暖水波及型があるのかもしれません。”急激な水温変化はオキアミの生態にどのような影響を及ぼすのか””外洋水流入とプランクトンの日周鉛直運動の関係”はオキアミが元気がなくなり流されることを想定すると、興味あるテーマです。
久保田説による岸によせる流れはどうなのでしょう。伊豆の東岸の風の様子を拙HPの記録から見ると
3月16日は強い北東風、17日北東風の寒い日、18日雨の後西風から北東風で暖かい、19日暖か南西風、20日暖か南西風、21日微風夜半北東風強い、22日強い北東風、23日北東風、24日強い北東風
となっています。北東風が強くなると湾西部に吹き寄せられるのでは思うのですが、打ち上げの見られた日はそうとも限らないようです(きちんと風の記録をあたる必要があります)。実際の海の流れを知りたいものです。実は相模湾では表層の流れを国土交通省港湾技術研究所がHFレーダーで測っていて、WEB上で公開されるはずでしたが、なかなか更新されていなく、残念です。

もう一つ考慮しなければいけないのは、オキアミの資源量です。サクラエビ春漁では、同定されていないのですがオキアミの混獲が多かったそうです。資源が極端に多かったから、打ち上げられても人の目に付いた何てこともあるかもしれません。

また、静岡水試の地先観測は通常月の上旬に予定されているので、この期間の海の様子は分からないのではと思います。他に観測している機関があれば!

なお、伊豆沿岸では冬、年によっては須崎半島にホタルイカが打ち上げられたり、宇久須に遊泳性の小型エビ類(オキアミかもしれません)が打ち上げられたことがあります。こちらの打ち上げメカニズムも気になります。


相模湾と駿河湾でほぼ同時に起きたオキアミの打ち上がり
「海のはくぶつかん」,私も一通り目を通しましたがあまり詳しく書いて
ないので,理解できない点がいくつかありました.興味のあるところです
が,打ち上げと自然現象およびオキアミの生態との関連に関してはひとま
ず置いておいて.

対流期の事や流れのことに関して,想像を膨らめてみましょう.本州南岸
の湾では2月から3月にかけて表面水温が最低になります.この時期は対流
が盛んな時期と考えられますね.しかしながら両湾ともに黒潮変動の影響
により表層の密度構造が急変することが,しばしば起きます.

「海のはくぶつかん」に紹介されている打ち上げのあった1988年2月中旬,
1989年2月上旬,1991年2月上旬そして私も気が付いた今年の3月下旬の
一都三県漁海況速報を調べてみると...全4例中3例に於いて黒潮系暖水
の波及現象が疑われます.これにより表層水温は急変します.密度構造も
変化して流れの急変も想像されます.すべて想像ですが,打ち上げ原因の
1つの可能性の光もみられる気がします.

急激な水温変化はオキアミの生態にどのような影響を及ぼすのか等々,興味
は尽きません.静岡水産試験場の地先定線観測のCTDキャスト結果やNOAA
熱赤外画像などなど突き合わせていけば道が開けるかもしれませんね.

最後に,プランクトンの鉛直運動に関して係留式上向きADCPという流速計
の散乱強度や鉛直流に注目するとプランクトンの日周鉛直運動を見ることがで
きると言われてますが,以前に卒業研究で行った解析に依れば日の出や日の入
りの時刻に特徴的な変動が見られました.外洋水流入とプランクトンの日周鉛
直運動の関係を調べても面白いかもしれませんね.

今回は想像と,気がしただけの話でした(^_^).まじめに研究するには風の記録
などにも当たりたいです.


なるほど
うみガエルさん、こんにちは。
「海のはくぶつかん」読みました・
打ち上げられた理由は、、対流期と鉛直移動と流れがポイントというわけですね。なるほど。
今年の流れは、どうだったのでしょう?


打ち上げられたオキアミ
スイシーズ改め磯崎さん,こんばんは.
同定結果の報告ありがとうございました.Euphausia similisに関して検索した
ところ,東海大学の海洋科学博物館の発行している「海のはくぶつかん」にも載
っています.こちらは1988年に三保の海岸に打ち上げられたものです.

http://www.scc.u-tokai.ac.jp/sectu/kaihaku/umihaku/vol24/v24n3p2.html

私が,今年目撃したオキアミの正体は,これだったのでしょうか??
興味津々です.


オキアミ同定
3月18日に伊東を騒がせたオキアミは、

Euphasia similisと同定されたそうです。

日本海洋プランクトン図鑑[保育社)では、「フィリピン近海・台湾付近から本州南岸まで分布。水深500m以浅。南半球にも広く分布。本州南方海域では量的にも多い。」と書かれています。


環境評価(調査)
N.Kanazawaさん,こんにちは.
宇野木先生の報告書が載っていますね.あと読売と朝日のサイトにも
載っていました.ホントIT化していますね.

環境評価と政治判断が独立であるとの仮定の上で議論を進めます.

環境評価に関して,まさしくkanazawaさんがおっしゃることに同意です.
工学的なモノと理学的なモノというべきもののせめぎ合いが存在してます.
ですから,その辺りのことを明示することは半ば義務でしょうね.
実測値を利用していくには時間や労力などの負担が大きくなるので,折衝
がより深刻となり妥協点が工学方向に行くのか理学方向に行くのかは
複雑な問題ですね.ですから少なくとも推測がどこまでなのか?事実は
どの程度なのか?は明示すべきですね.(一般的にも)


諫早湾問題
久しぶりです。

http://www.nacsj.or.jp/
より、2001.4.26の記事を参照。

宇野木先生の書いた報告書の全文が掲載されています。

ひとつの見解として読むべきだと思う。
事実関係としてはもっときちんと詰めて見るべきことが多い。

ちなみに、数値計算について宇野木先生にコメントをしたのは私です。
ちょっとは責任があるのかも知れない...。

要する、適切な実測と照らして、未解決の部分を丁寧に調べて行かないと、こういう問題にきちんとした答えは与えられない。
推定なのか、事実なのか、それをきちんと整理すべきだと思う...

数値計算の手法としてみれば、干潟上での水理を計算する手段が存在しない訳ではない。干潟上と同様の計算手法は、津波が陸上へ遡上する水理計算などにも利用されている。
 しかし、問題なのは、数値計算ができるということと、物理的な現象がきちんと考察されていることとは別次元の問題だ...ということだろう。


人工海浜
うみぼうずさん,お久しぶりです.
都会のほのぼのとした午後?には海辺がよく似合いますね.
葛西臨海公園には,実はまだ行ったことがありません.確か
水族館などもあるんですよね.

清水にも人工海浜が小規模ながら有ります.エスパルス・
ドリームプラザに隣接するヨットハーバーと公園に有ります.
時期によっては小エビが捕れたり,夜光虫がいっぱい居ます.

観覧車といえば,ドリームプラザの近くにも出来るようです.
清水港は夜は綺麗でしょうね.


葛西臨海公園の人工なぎさ
東京の葛西臨海公園には2つの人工なぎさがあります。
1つは人々が立ち入り可能で、もう1つはサンクチュアリのようにしています。
周辺に高い建物がないため、これらのなぎさがどんな状態なのか、ただ砂を
盛ってあるだけなのだろうか、と思っていました。

最近になって、この葛西臨海公園に大きな観覧車ができました。先日これに乗る
機会があり、人工なぎさをみたところ、立入禁止の方は干潟状になっており、水
路が作られていたり、生き物が増えるようにいろいろ工夫しているようです。

もっとよく見たかったのですが、なぎさに気をとられている間に、私の横にいた
娘が観覧車のシートから落っこちて(もちろんゴンドラの中にね)、大騒ぎに
なっているうちに地上に戻ってしまいました。

機会があれば、みなさんも見てください。


諫早湾と有明海
諫早湾の干拓の影響について,宇野木先生の講演を聴く機会に恵まれました.
この会は以前にも紹介した物研ゼミの一環です.講演の中で先生が特に主張
されたのは,海域全体からの視点が重要であると言うことでした.

つまり諫早湾のみならず有明海全体に注目せよ!ということである.諫早湾に
建設された全長7kmの水門が閉じた事によって,有明海は諫早湾の分だけ奥行
きが短くなる.この事が有明海の固有周期を短くする.

日本有数の豊かな海「有明海」を涵養しているのは,大きな潮汐と広大な干潟
であると言われている.しかしながら有明海の固有周期が短くなると,この海
を涵養していた潮汐と干潟が著しく減ってしまうのである.先生はこの機構を
沿岸物理学的見地から分かり易く説明を行いました.

http://www.scc.u-tokai.ac.jp/~kkutsu/news/news.html


風の強い日が続いて
杉花粉の季節が終わりましたが,清水の三保,折戸海岸沿いでは
大量の松花粉が風に乗っています.
降雨の後に,出来た水たまりの縁には黄蛍色の松花粉リングが縁
取りとして出現します.車などはクリーム色になります.

このような今日この頃ですが,強風が続く先日のこと,4階建ての
屋上から海を眺めていました.最近,鬱っぽいのです(^^ゞ.
風の向きと直行した波の峰が,くっきりと見えました.砕波して
白波状態でした.海の水の流れも同方向の様に見えました.
風が引き起こす海水の運動を,目にしました.かなりのものです.

一般に海上の風が,慣性周期よりも長い時間,ほぼ同方向に吹き
続けると,海面の水は北半球では,風の吹き抜ける方向の右45度
の向きに流れると言われています.実際には,それ以下の角度と
なると言う人も居ます.

どちらにしろ僕の目には,4階建ての屋上から,皮膚に感じる
風向と海水の流れの方向の差異を45度以下で分解する能力はな
いようです.時間スケール的にも捉えられないんでしょうね.


過去にも
私とアンリマンユ氏が,手に取ったオキアミ?は,3cm位でした.
静岡新聞社刊,「新版 駿河湾の自然」P148には,1988年2月中旬
にも駿河湾奥の駒越海岸(今回の折戸と1km程度)に3cmのオキアミ
が大量に近づいたそうです.これは駿河湾には個体数が多いオキアミ
の一種だったそうです.

ちなみに我々が,今回遭遇したモノは体長が3cm程度のピンクがかっ
たモノです.遭遇日は2001年3月24日ですので,伊東や焼津の後ですね.
同定は行ってません.調査している人も見あたりませんでした.


オキアミ
私も見ました。
うみガエルさんと海岸を歩いていると、釣りをしようとしていたおじいさんが
一生懸命何かを拾っていました。近づいてみてみると
それは えび(?)のようでした。桜えびなのかなぁ・・・と思ってみてみると
ひげはありませんでした。オキアミだったんですね。
おじいさんが釣りの餌にしようとしているので、
しばしば打ち上げられているのかなぁ・・・と思っていたのですが、
まさか新聞に載るような珍しいことだったなんて・・・。
写真を撮っておけばよかったですね。


オキアミを同定した方いませんか?
うみガエルさんがオキアミを見たのはいつですか?
実は新聞ネタになっていませんが、伊東でもオキアミの港への集群が3月18日に見られました。その後、新聞によると20日から21日にかけて焼津小川港で集群しています。同時期に二つの湾の東側で同じような現象が見られたことになり、原因として広範囲なもの(たとえば気象)かなと思っています。今年は3月に入って最低水温期を迎えており、それも作用したのかも知れません。
残念ながら同定されていませんので、伊東と焼津が同じ種かどうかもわかりません。オキアミを同定した方いませんか?


オキアミ
先日,気分転換のつもりで折戸の浸食海岸を散歩しました.
すると波打ち際に無数のエビが居ました.皆,打ち上げられて
ピシャッピシャしてました.桜エビかな?オキアミかな?
髭がないので,エビじゃなくてアミ類かもしれないとは思いましたが
話のネタ的には,解禁間際の桜エビであって欲しかった.

結局は,オキアミのようです.焼津の小川港にも大量のオキアミが
入り込んだようです.(静岡新聞)

ps.日本海洋学会の春季大会に行って来ました.懐かしい面々や
先輩方々にも会えて良かったです.さらに研究においても有
益な助言や情報などを承ることが出来ました.


日本の住宅事情のようですね
オニヤドカリは,サザエの殻を使うほどの大型種なんですか.
しかも深いところで暮らしているんですね.
以前,テレビでヤドカリの映像を見たことがありますが,殻を
奪い合うのはもちろんの事,時には相手から奪い取ったりもす
るようですね.それほどまでに大切にする自分専用の仮住まい!
まるで日本の住宅事情を思わせますね.
殻の数によってヤドカリ自体の個体数が制限されるのか?
というのはおもしろいですね.


オニヤドカリ
オニヤドカリは伊豆ではサザエに入っている大型のヤドカリで、
イシダイの釣餌としての需要があります。
潮だまりや磯ではほとんど見かけません。
もっと深いところにいます。
分類以外の研究対象になったことがなく、
生長や幼生の発生も含めて生態がわかっていません。
海外でも知見がないようです。
東海大の図書館で探せば出てくるかもしれません。
それも彼にやってもらったのですが。

一般的にヤドカリの個体群生態学的な興味は「ヤドカリの数が利用できる貝殻によって制限されているのではないか」にあります。
卒論もそこを狙って貝殻の利用の仕方を明らかにしたものです。
ああ、どこかに投稿させたいな。



オニヤドカリ
磯崎さん、こんばんわ。
日本で始めてのオニヤドカリの行動生態に関する研究ですか。
海外のオニヤドカリと比べて、どのような事が同じで、どの様な
事が違うのか興味が持てますね。そしてその違いが日本の環境と
海外の環境の差で説明できるのかも興味を感じます。オニヤドカリ
というのは私が子供の頃、潮溜まりや磯で遊んだ「あの」ヤドカリ
のことでしょうか?ヤドカリといわれると「あの」ヤドカリと北海道
のタラバガニを連想してしまいます。


無事終了
うみガエルさん、こんにちは
卒論発表ですが、2日でした。連絡できず申し訳ない。
昨日、最後だからと清水で遊んでいた彼と連絡がとれ、
つつがなく終わったことがわかりました。
卒論はオニヤドカリの行動生態を調べたものですが、
日本では始めての研究です。
あとは彼が英文にして、どこかに投稿してくれれば万万歳なのですが・・・
それは期待できそうにありません。私がやるしかないか!


お疲れさまです
磯崎@元スイシーズさん、お久しぶりです。
卒研の指導をなされていたのですか、お疲れさまです。岸本先生は私も知ってい
ます。私の友人が卒業研究の指導を受けた先生です。私が現在、居候している
海洋科学科系は2日と3日が卒業研究発表会です。磯崎さんの教え子はいつが発表
ですか?堂々とした発表ができるとよいですね。卒業後の進路が非水産系でも、
この一年間の活動は、きっと役に立つのですから一仕事です。


一仕事終えました
うみガエルさん、御無沙汰しています。
遅れ馳せながら、明けましておめでとうございます。
昨日29日、ようやく一仕事終えました。
東海大生の外研卒論指導です。OHPも完成させて、清水に送り出しました。後は堂々と発表してくれれば。
10年ぶりのことで、当方もやり遂げたという実感があります。何せ1年間いろいろなことがおきます。非水産・非研究分野に職を得たそれも彼にとって良い思い出になるのではないかと思います。
明日31日には学内指導教官の岸本先生のところに挨拶に伺う予定です。



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